昨今、ガロンボトルと冷温水サーバーのセットによる飲料水宅配事業が注目を浴び、年々かなりの伸びを示しております。要因としてはいろいろ考えられますが、イニシャル費用も安く、気軽に利用でき又厭になれば簡単に止める事ができる等、利便性に優れている点が大きいと思います。
デメリットとしては、使用水量が増えるとランニングコストは上がり、又急激に水を使用し、ストックが無くなった場合、次回の配達まで待たなくてはならぬ等の不便さがあります。このようなデメリットを解消し、貴社の宅配ビジネスが他社と差別化し、ますます確立される方法がありますので、実例を挙げて話してみましょう。
数年前、沖縄のRO水宅配業者から、当社に家庭用RO浄水器をと取り扱いとの話がありました。短絡的に考えると、競合する事例なのでよく話を聞いてみると、
現在RO水の宅配をし、営業マンに新規顧客開拓をさせているが、新規契約はそこそこ取れるが、一方解約がかなりの率で増えている。原因を調べてみると、解約の大半は浄水器に取って代わっている。更に追跡調査をすると、使用水量が増えているファミリー用、業務用はランニングコストがアップした為、同じRO水を供給できるRO浄水器に取って代わっているという現状です。
沖縄の宅配業者は、使用水量が増えランニングコストアップの顧客が他社浄水器業者に取られるなら、自社で浄水器部門を持ち、自前の顧客リストにより顧客を選別し、戦略的営業をかける事を考え付いたそうです。
早速、当社との取引は始まり、予想通りに浄水器販売は伸び、その後は新規顧客に最初から、宅配水か浄水器かの選択ができるような積極的営業展開をし、又、浄水器のレンタルも合わせ、総合的なウオータービジネス展開をするようになりました。
以上の話を参考に宅配と浄水器のコラボレーションを考えた営業展開を検討される事をお勧めします。
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